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ふっくら干しあがった塩分15-18パーセントの梅干し。陶器の器に入れて常温保存で。

基本の梅干しの作り方|塩分15-18%・常温保存も◎

by Vegin Vegan Vegun!
完熟梅で作る「梅干し」のレシピ。梅・塩・ホワイトリカーで作る塩分15-18%の梅干しは、手作りならではの塩加減。赤シソは使用せず、自然の淡い梅色を楽しむレシピ。
Prep Time 1 day
漬ける + 干す 33 days
Total Time 34 days
Course 漬物
Cuisine 和食, 日本料理

Equipment

  • ボウル 梅を洗う用
  • 皿またはザル 梅を乾かす用
  • 大きめの容器  梅を漬ける用
  • 重石  皿など
  • 包丁
  • ヘラ

Ingredients
  

  • 500 g 完熟梅
  • 90 g 粗塩(梅の重さの18%の場合) 塩分は梅の重さの15-18%で調節可
  • 大さじ 2 焼酎(またはホワイトリカー・35度以上) 梅酢でも◎

Instructions
 

梅の仕込み作業

  • 下準備:使用する容器や道具は、焼酎 / ホワイトリカーを振りかけてキッチンペーパーなどで拭き取りよく乾かしておく。カビ防止に大切な工程のひとつ。
  • 洗う:完熟梅は水で優しく洗い、表面の汚れを落とす。
    500 g 完熟梅
  • 乾かす:皿やザルに梅を移して、よく乾かす。キッチンペーパーで水分を拭き取ると乾きが早い。
  • 削ぐ:傷梅は、傷んでいる部分を包丁で削ぎ落とす。ヘタも竹串や包丁の先などでとり除いておく。
  • まぶす:梅を大きめの容器に入れる。まずホワイトリカーをまんべんなくまぶし、そのあとに塩を加える。
    大さじ 2 焼酎(またはホワイトリカー・35度以上), 90 g 粗塩(梅の重さの18%の場合)
  • 混ぜる:ヘラを使って、塩が梅の表面にしっとりとまとわりつくまで優しくよく混ぜる。
  • 重石をする:梅の分量の1-2倍の重石をのせ、冷暗所で保管する。梅酢が上がり切るまでは一日に一回やさしく混ぜて、上下の梅を入れ替える。
    ※ 梅酢があがり切るのは、早ければ一日。遅くても3日までにはしっかりと上がり切ることが多い。
  • 待つ:梅酢が上がりきったら、重石を半分の量に減らす。
    7月20日から8月7日頃の夏土用(年間で最も暑く、日差しが強い時期)まで漬け込んでおく。
    ※ 柔らかい梅は長めに漬けて、皮がしっかりしてきた頃8月下旬や9月に干すといい。
    ※ 梅をつけ始まってから少なくとも1ヶ月ほどつけると、塩が梅の実に行き渡り、皮がしまってくる。その時までじっくりと待つのがポイント。

梅干しを干す

  • 並べる:晴天が3日以上続く日を選び、梅をザルや網に重ならないように並べる。
    ※ 風通しがよく、直射日光が当たる場所が理想。
    ※ 梅酢は瓶に保存し、料理に活用。
  • 干す:1日目・2日目は夜は室内へ。3日目の夜は軒下に出したまま夜露に当てると、しっとり皮が柔らかく仕上がる。
    ※ 干す間は、梅一粒一粒の表面をまんべんなく乾かすため、上下をひっくり返すことを忘れずに。朝外へ出すときにひっくり返すと、網からはがれやすく、皮が破けるのを防ぐことができる。
  • 保存する:4日目の朝に、干し終えた梅を清潔な保存容器に移して常温で保存する。
    1ヶ月ほど熟成させたらできあがり(すぐに食べることもできるが、熟成させると塩気がマイルドに)。保存容器は陶器やガラス製がおすすめ。

Notes

▶︎ 梅は完熟梅を

まだ未熟な青い梅、硬い梅は梅酢が上がりにくい。だから必ず完熟梅を使うこと。
完熟前の梅は、以下の方法で追熟を:
  1. 梅同士が重ならないように皿やザルに並べる。
  2. 風通しの良い冷暗所において数日待つ。
  3. 余裕があれば、一日に一回上下をひっくり返すと、湿っぽくならずにすむ。
Keyword 完熟梅, 梅干し