コモンマロウで作る青から紫に変わる寒天レシピ。味は控えめでも、フルーツやハーブと合わせて色で遊べる、夏にぴったりのヴィーガンスイーツ。

🍷 夏の台所から
朝、畑に出て、終わりを迎え始めたコモンマロウを摘んだ。
スイカを器にしたフルーツポンチに、彩りを添えるために。
青から紫、そしてピンクへと変化するコモンマロウ寒天を作る。
味は控えめでも、そのやさしい色に心が軽くなる。
スイカの甘味と、シロップに加えたシュワシュワの炭酸。
それだけで十分だから、寒天にはただ朗らかに淡い彩りを添えてもらうだけ。
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🧺 レシピの特徴
- 寒天パウダーと水だけで。色と食感を楽しむ寒天に。
- ふんわり柔らかな色合いで、スイカのフルーツポンチやあんみつにちょっとした遊び心をプラス。
- レモンを一滴ずつ垂らし、青から紫へと色の変化を楽しむ。
- シンプルな植物性素材で、ヴィーガン・ベジタリアン対応。

🕊 材料
- コモンマロウの花(生を使用。乾燥でも)
- 水
- 寒天パウダー
- レモン汁:青から紫へ色を変えるために。ほんの一滴ずつ加える。
🥣 作り方

- 抽出する – グラスや小鍋に熱湯を入れ、コモンマロウの花を加える。やさしい青色になるまで置く。
🕊 花を湯に浸す前に、花の萎れた部分やがくの茶色い箇所を取り除いておくと、抽出液がより澄んだ青色になる。浮遊物が気になる場合は、抽出後こし器で丁寧に濾すと◎。

- 色を調整 – まず花を取り除く。そのあとレモン汁を少しずつ加え、好みのラベンダーやピンク色に変化させる。
🕊 レモン汁を入れすぎると酸っぱくなるので注意。

- 寒天で固める – 色づいた液体を小鍋に移し、寒天パウダーをよく混ぜる。火にかけて沸騰させたら、2分ほど混ぜながら加熱し、その後火から下ろす。

- 冷やしてカット – 型や浅めの容器に流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫でしっかり冷やし固める。固まったら、好みの大きさに切って使う。
🧊 保存のポイント
- 密閉容器に入れて冷蔵で3〜4日保存可能。
- 強い匂いのものと一緒に置かないこと(寒天は匂いを吸いやすいため)。
- カットしたら1〜2日以内に使うと、食感と色が一番きれい。
🌿 色についての補足
今回は生花10個ほどで作ったため、淡くふんわりとした青色になった。
このやさしい色も好きだけれど、もっと濃い色を出す方法はいくつかあるよう。
- 花を増やす、生と乾燥を混ぜる、抽出時間を少し長めにするなど。
- バタフライピーを少し加えると、青がよりくっきりするという話も。
今はこの淡い色で十分。
来年はもっとたくさんの花を摘んで、
どんな青色を見せてくれるか試してみたい。
📖 キッチンノート|楽しみ方
- フルーツボウルやスイカのフルーツポンチ、あんみつなど、彩りを楽しむデザートに。
- 軽いシロップや炭酸と合わせると、夏らしい爽やかさが。
- 季節のフルーツや食用花と組み合わせると、味も見た目もより楽しめる。
📚 よくある質問|FAQ
青いマロウの抽出液にレモン汁を少しずつ加えると、紫やピンクに変化します。
甘みはほとんどありません。フルーツやシロップと合わせると、やさしい彩りと食感のアクセントになります。
はい。固まったら密閉容器で冷蔵3〜4日保存できます。カットは使う直前に行うと、水っぽくなったり、形が崩れるのを防ぐことができます。
はい。ただし少し色が淡くなるかもしれません。もし色を濃くしたい場合は、花の量を増やしてみてください。
型抜きでカットしたり、フルーツと重ねたり、透明ドリンクに入れると遊び心のある彩りが楽しめます。
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👒 余った粉寒天を使って...
📝 レシピカード|分量・作り方のまとめ

青から紫へ。コモンマロウのやさしい寒天
Equipment
- 道具
- 小鍋
- こし器(細かい目)
- 計量カップ
- ヘラ
- ゼリー型または浅い容器
Ingredients
- コモンマロウの花 生 10 個
- 水 200 ml
- 粉寒天 2 g
- レモン汁 好みの色になるまで少しずつ加える 少量
Instructions
- 抽出する: 小鍋に水を入れ、沸騰直前まで温める。火を止め、コモンマロウの花を加えて淡い青色になるまで抽出する。10 個 コモンマロウの花200 ml 水
- 濾して色を調整: 花びらを取り除き、レモン汁を少しずつ加え、ゆっくり混ぜながら好みのラベンダーやピンク色に変化させる。※ レモン汁は入れすぎると酸っぱくなるので注意する。少量 レモン汁
- 粉寒天を加える: 寒天パウダーを加えてよく混ぜる。中火にかけ、沸騰したら2分ほど混ぜながら加熱して寒天を溶かし、火から下ろす。2 g 粉寒天
- 冷やしてカット: 型や浅い容器に流し入れ、粗熱を取った後、冷蔵庫でしっかり冷やす。固まったら好みの大きさに切って使う。
Notes
- 密閉容器で冷蔵3〜4日
- 強い匂いのそばに置かない
- カット後は1〜2日以内に使うのがベスト
- 今回は生花10輪で淡い青に仕上がった。柔らかく、控えめな色合い。
- 濃くしたい場合のアイディア:
- 花の量を倍にする
- 生と乾燥を混ぜる
- 抽出液を長めに置く
- バタフライーピーを少し加える
- 今はこの穏やかな色で満足。いつかもっとたくさんの花を使って、どんな青を見せてくれるか試してみたい。
- スイカのフルーツポンチやあんみつなど、色のアクセントとして添える
- 季節のフルーツや軽いシロップ、少しの炭酸と合わせる
- 味は控えめ、色は鮮やかな名脇役
🍉 おわりに
寒天がしっかり固まったら、次はもちもちのバナナ白玉作り。
完熟バナナをつぶして白玉粉と練り、茹でるだけの簡単レシピ。
淡い黄色におもわず微笑んでしまう。
白玉ができたら、いよいよスイカのフルーツポンチを組み立てる。
お昼までにしっかり冷やして、みんなでシュワシュワ、甘く、夏の楽しさを味わおう。
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