甘さ控えめの「つぶあん」の作り方。
ふっくら炊いた小豆と砂糖をシンプルに合わせた簡単レシピ。市販のゆで小豆を使えば、あっという間に自分好みの甘さのつぶあんのできあがり。

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⛄️ 冬の台所から|つぶあんについて
冬至の日が近づくと、
無糖の小豆煮を手作りする。
かぼちゃのいとこ煮づくりの
いつもの準備だ。
多めに炊いて
つぶあんにしたり、お汁粉にしたり...
色々な方法で楽しむ。
手作りのつぶあんのいちばんの魅力は、
甘さを自分で決められること。
市販のあんこにありがちな水っぽさはなく
小豆の風味がしっかり活きる。
かためにも、ゆるめにも、思いのまま。
砂糖選びにもこだわれば
完全なオリジナルあんこのできあがり。
これでお正月も、端午の節句も、十五夜も
季節の節目を「おいしいあんこ」で迎えられる。

🧺 このレシピの特徴
- 甘さ控えめ:砂糖の量を調節して、自分好みの甘さに
- アレンジも:できあがったあんこは、お汁粉、あんみつ、おはぎ、大福、どら焼き、あんまん作りなどに
- 時短レシピも:急ぐ場合は、市販の茹で小豆を使って楽チンに
🫘 材料 & 道具
▶︎ 材料

- ゆで小豆(無糖):手作りのものでも市販品でも。
- ゆで小豆の煮汁 または 水:茹で小豆の煮汁を活用すると、より小豆の風味豊かなつぶあんに。
- きび砂糖:今回はヴィーガン対応の素焚糖を使用。手に入りやすい砂糖でOK。詳しくは砂糖のことで。
▶︎ 道具
- 鍋
- ヘラ
詳しい分量・作り方のまとめは一番下にあるレシピカードで👇
🍊 作り始める前に大事なこと
失敗しないおいしいあんこづくりのために。
つぶあんを練り始める前にしたい2つのこと:
❶ 小豆の硬さをチェック
あんこづくりを始める前に、茹で小豆の硬さを必ず確認すること。
理由は「砂糖を加えた後は、小豆をいくら火にかけても柔らかくならない」から。
まずは作り始める前に、茹で小豆の硬さを確かめる。
もしまだ硬いようであれば、水または茹で小豆の煮汁を加えて再度火にかけ、しっかりと柔らかく煮ておくこと。

❷ 「あんのもと」がないかチェック
手作りの茹で小豆を使う場合は、余った煮汁の底に沈んだ「あんのもと」がないかをチェック。

これも大切な材料の一部。
無駄なく使い切るのを忘れずに。
🥣 作り方
小豆がしっかり煮えているのを確認したら、早速つぶあん作りに。

- 材料を鍋に入れる
- 無糖の茹で小豆、砂糖、あんのもとを鍋に入れる

- 火にかける
- 最初は強火で火にかける
- フツフツしてきたら中火におとし、ヘラを鍋底にあて、焦げないように混ぜ続ける。
- あんこが跳ね始めたら弱火に落とし(跳ねない程度の火加減で)好みの固さまで煮詰める。
🌿 POINT: 強火で煮詰めると、あんこが跳ねて火傷の原因に。必ずあんこが飛び跳ねない程度の火加減に落とし、焦げないように手を止めず、絶えず混ぜ続けること。

- 煮詰める
- あんこの道ができるくらいまでしっかりと煮詰める

- 火を止める
- 好みの固さの一歩手前になったら、火からおろして完成
🛷 仕上がりの目安
あまり早い段階で火から下ろすと、水っぽいあんこに仕上がってしまう。
用途によって固さの調整を:
➤ 固めに(おはぎ・どら焼き・大福など)
包む・挟む・塗るという使い方をする場合は、固めに仕上げる。例えば、柔らかく仕上げたあんこをおはぎに使うと、包みやすくはなるものの、時間が経つと水っぽくなりベタっとした仕上がりに。
「少し固いかな」というくらいで火から下ろすとちょうど良く仕上がる。
➤ ゆるめでも(お汁粉・あんみつ)
トッピングするものや、水で薄めるものはしっかり煮詰めなくてもOK。トロッと柔らかな食感を味わって。

🫙 保存方法
あんこは時間が経つと味が顕著に落ちていく食べ物。
3-5日で食べきれない場合は小分けにしてラップで包み、冷凍保存するのがベスト。風味が落ちる前(1ヶ月以内が目安)に食べ切るのを忘れずに。
📘 キッチンノート|砂糖のこと
➤ よく使われる上白糖
一般的なあんこに使われているのが、すっきりとした甘さが特徴の上白糖。上白糖の持つストレートな甘さによって、小豆の風味を目立たせている。
➤ このレシピで使うきび砂糖
一方で、このレシピではあえてきび砂糖を使用。上白糖に比べ、まろやかな甘味と独特のコクを持つのが特徴。
選んだ理由は、あんこに丸みのある甘さとコクが加り、調和の取れた仕上がりになるから。
また、小豆の風味を存分に引き出すために、きび砂糖の量を減らして仕上げるのもこのレシピならでは。もちろん甘めが好みであれば量を増やして作っても◎
🌿 他にも甜菜糖、グラニュー糖、黒糖など...色々な種類の砂糖を試してみて、自分好みの甘さや風味に仕上げるのも手作りならではの楽しみ。
📚 FAQ
つぶあんは小豆の粒を残したまま甘く煮た餡で、豆の食感や風味がしっかり楽しめる。
一方、こしあん(漉し餡)は小豆を煮た後に皮を取り除き、なめらかな口当たりに仕上げたもの。つぶあんの方が食物繊維が豊富で、素朴な味わいが特徴。
どら焼き、たい焼き、大福、おはぎ、あんぱん、最中、今川焼きなど、日本の伝統的な和菓子に幅広く使われている。
また、あんトーストやあんバターサンドなど、洋風のアレンジも。
🥄 小豆を使ったレシピ
余った茹で小豆を使ったヴィーガンレシピ(👉小豆のレシピまとめも):
🥮 あんこを使ったレシピ
できあがったあんこを使ったレシピ:

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📖 レシピカード

甘さ控えめ「つぶあん」の作り方|市販のゆで小豆で時短も
Equipment
- 鍋
- ヘラ
Ingredients
- 小豆煮 無糖のもの。200gの乾燥小豆を煮たものを全量 約400 g
- きび砂糖 小豆煮の30% 120 g
- 無糖の小豆煮の煮汁 または水 適量
Instructions
準備
- 小豆煮の小豆の柔らかさをみる。固すぎれば煮汁(または水)と小豆を鍋に入れ、柔らかくなるまで煮まる。※砂糖を加えた後は、小豆をいくら火にかけても柔らかくならないため、この時点でしっかりと柔らかくしておく。約400 g 小豆煮適量 無糖の小豆煮の煮汁
あんこづくり
- 小豆がしっかり煮えたら、きび砂糖と煮汁を入れていたボウルに残った餡のもとを加える。120 g きび砂糖
- 最初は強火で火にかける。フツフツしてきたら中火におとし、絶えず底からヘラを使ってかき混ぜ続ける。
- あんこが跳ね始めたら弱火に落として、跳ねない程度の火加減で好みの固さまで煮詰める。あんこの道ができるくらいまでしっかり煮る。
- 冷めると固さが増すので、好みの固さの一歩手前で火からおろして完成。

Instagram でのタグづけは...
@veginveganvegun または#vegin_vegan_vegunで🕊️










アンコ says
甘さ控えめで美味しくできました!