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爽やかな香り満点の、えごまの葉を使ったヴィーガンふりかけ。赤しそふりかけの作り方を応用して。

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🍁 秋の台所から|コラム
赤しその種が実り始めると、えごまの葉が旬を迎える。
せっかくなので今年は、えごまの葉の醤油漬けだけでなく、梅酢と炒りごまを使ったえごまの葉のふりかけも作ってみることにした。
赤しそふりかけと同じ手順でほぼ同じ分量で。
梅酢の酸味とえごまの爽やかな香りが意外とマッチして、風味豊かなヴィーガンふりかけになった。
これに慣れると、赤しそふりかけが物足りなく感じてしまう
それほど香り高いえごまの葉のふりかけ。
ホカホカのご飯にたっぷりかけて。

🧺 このレシピの特徴
- 手作り・無添加、塩分も好みで調整できる
- えごまの香りと梅酢の酸味でごはんが進むヴィーガンふりかけ
- おにぎり・混ぜご飯・パスタ・うどん・サラダなど、アレンジ自在
- プラントベースな香り豊かなふりかけ
🍙 材料(作りやすい分量)
- えごまの葉 … 30g(洗って水気を切り、乾かしてから計量する)
※これくらいが発色もしやすく、扱いやすい最小量 - 塩 … 葉の重さの10%
- 白梅酢 … 葉30gにつき小さじ2
- 炒りごま...適量(オプション)

🥣 作り方
赤しそふりかけ作りと手順は同じ。ゆかりよりも少し簡略化して簡単に仕上げる。合計2日の香り豊かな手仕事。

- 下準備
- えごまの葉をたっぷりの水で、揺するようにして洗う
- ザルにあけて水気をしっかり切り、風通しの良い場所で乾かす。
🌿 完全にパリパリではなく、少ししっとり残るくらいが揉みやすい。

- 計量 + 塩をまぶす
- 乾いた葉を量り、その10%の塩を用意する。
- えごまの葉をボウルに入れ、塩をまぶす。
🌿 塩はえごまの葉全体に行き渡るように。30分ほど置くと水分が出て、次の揉む工程が楽になる。

- 揉む
- 葉がしっとりしたら、茶色っぽい汁が出るまでしっかりと揉む
- えごまの葉をぎゅっと絞り、出てきた汁を捨てる
🌿 「押し出すように」揉むと香りがよく出る。

- 梅酢を加える
- えごまの葉30gに対して梅酢 小さじ2を加える
- 全体に梅酢が行き渡るようにやさしく揉む
- 保存容器に入れて一晩置く
🌿 梅酢の量はあくまでも目安。全体に行き渡るように量を調節する。もし減塩にしたければ少なめに加えて。

- 乾燥
- 翌日、葉をできるだけ広げて、皿やザルに重ならないように並べる
- 天日または風通しのよい日陰でパリッとするまで干す
🌿 半乾きだと保存性が落ちるため、しっかりと乾燥させる
🌿 天気が悪いときは、風通しのよい室内やオーブン・トースターの最低温(80℃前後で数分+余熱)でも。 焦げないように様子を見ながら

- 仕上げ
- 乾いたえごまの葉を瓶に移し、麺棒などで好みの細かさに砕く
- 香り高いえごまの葉のふりかけの完成
🌿 炒りごまを加えると美味しさアップ

🍃 保存方法
- 清潔な瓶や容器に入れて常温保存。
- 湿気を避ければ1〜2か月程度は風味を保てる。
- 冷蔵保存すればさらに安心。
📚 メモ|FAQ
30gが作りやすい最小限の量。初めての場合はまずは少量から、お試し感覚で作ってみるのがおすすめ。
洗って乾かした後の重さで計算する。洗って直後の葉は水分をたっぷり含んでいるため、実際の葉の量より多く見積もってしまいがち。塩辛いふりかけにならないように、まずは葉を乾かすのがおすすめ。
茶色い汁が出る頃までを目安に。
天日でパリパリになるまで干す。重ならないように広げるのがコツ。
しっかり乾かして密閉すれば、常温で数か月保存できる。

📘 キッチンノート|ちょっとしたコツ
▶︎ えごまの香りを引き立てるコツ
えごまの葉はシソの葉に比べて分厚く水分が多い。そのため、洗ったあとしっかり乾かすことが大切。
水気が残ると香りが抜けやすく、ふりかけの発色もくすみがちに。
風通しの良い場所で数時間乾かすと、えごまの香りがより濃く残る。
パリパリになるまで乾かすのではなく、まだ葉が柔らかいな、というくらいまで乾かすのがポイント。
▶︎ 梅酢の選び方
市販の梅酢は塩分や酸味に幅がある。
このレシピでは塩分10〜15%の手作り白梅酢を使った。梅の香りがえごまの香りを邪魔しすぎないように、最小限の量で。
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📖 レシピカード|分量・作り方のまとめ

えごまの葉のふりかけ|赤しそふりかけを応用して
Ingredients
- えごまの葉 洗って水気をしっかり切り、乾かしてから計量 30 g
- 塩 葉の重さの10% 3 g
- 白梅酢 葉30gにつき小さじ2 小さじ 2
- 炒りごま 好みで 適量
Instructions
1日目
下準備
- 洗う:えごまの葉をたっぷりの水で、揺するようにして洗う30 g えごまの葉
- 乾かす:ザルにあけて水気をしっかり切り、風通しの良い場所で乾かす。※ 完全にパリパリではなく、少ししっとり残るくらいが揉みやすい。
塩をまぶす
- 計量:乾いた葉を量り、その10%の塩を用意する。3 g 塩
- まぶす:えごまの葉をボウルに入れ、塩をまぶす。※ 塩はえごまの葉全体に行き渡るように。30分ほど置くと水分が出て、次の揉む工程が楽になる。
揉む
- 揉む:葉がしっとりしたら、茶色っぽい汁が出るまでしっかりと揉む
- 絞る:えごまの葉をぎゅっと絞り、出てきた汁を捨てる ※「押し出すように」揉むと香りがよく出る。
梅酢を加える
- 加える:えごまの葉30gに対して梅酢 小さじ2を加え、全体に梅酢が行き渡るようにやさしく揉む ※梅酢の量はあくまでも目安。全体に行き渡るように量を調節する。もし減塩にしたければ少なめに加えて。小さじ 2 白梅酢
- 一晩置く:保存容器に入れて一晩置く
2日目
- 乾燥:翌日、葉をできるだけ広げて、皿やザルに重ならないように並べ、天日または風通しのよい日陰でパリッとするまで干す※半乾きだと保存性が落ちるため、しっかりと乾燥させる※天気が悪いときは、風通しのよい室内やオーブン・トースターの最低温(80℃前後で数分+余熱)でも。 焦げないように様子を見ながら
- 仕上げ:乾いたえごまの葉を瓶に移し、麺棒などで好みの細かさに砕いたら、香り高いえごまの葉のふりかけの完成※炒りごまを加えると美味しさアップ適量 炒りごま
Notes
保存方法・食べ方
- 密閉容器で常温または冷蔵保存で約1週間。
- ごはん、おにぎり、混ぜご飯、冷やしうどん、豆腐サラダなどにおすすめ。
キッチンノート
- えごまの葉は洗ったあとしっかり乾かすと香りが引き立つ。
- 梅酢は塩分10〜15%のまろやかなものがおすすめ。
- 炒りごまの代わりに白+黒ごまをミックスしても香ばしさアップ。
🌤 おわりに
秋の日差しは柔らかく、空気も乾いていて、ふりかけ作りにはもってこいの季節だ。
今年は梅干しも「秋干し」にしてみた。
数日かけてゆっくりと、好みの感触になるまで干し上げる。
網にもくっつかず、皮も破れず、
何よりも酸味と塩味がやさしく、まろやかに仕上がった。
暑い夏の日差しと戦わなくとも、
心穏やかにとっても美味しい梅干しができあがった。
来年は、このエゴマのふりかけと秋干しの梅干しをセットに、
秋を迎えたいと思った。
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