夏野菜だけなのにコクうまな「南蛮漬けのレシピ」できました!
ちょっとした工夫をするだけで、出汁いらずでもしっかりとコクのある夏野菜の南蛮漬けができあがりますよ。
美味しさの秘訣は下準備に。
夏野菜の消費に困っている方、夏野菜の揚げ浸しに飽きた方にオススメのレシピです。
お魚・お肉のタンパク質が入らなくても、しっかり食べ応えのある南蛮漬けができあがりますよ。
また、この夏野菜の南蛮漬けは、ヴィーガン・ベジタリアンにも対応しています🕊
もしこの南蛮漬けが気に入っていただけたら、カボチャのエスニック風焼き浸しもオススメです。甘じょっぱさに生姜・ニンニク・粗挽き唐辛子のスパイシーさが食欲をそそります。あわせてぜひお試しください。
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🧅材料
夏野菜の南蛮漬けの材料です。
夏野菜
この夏野菜の南蛮漬けは、基本的に好みの野菜を組み合わせてOKです。
ここでは、ベーシックな南蛮漬けにオススメの野菜を紹介します。
- ナス : この南蛮漬けのメインとなる食材がナスです。できるだけ皮の薄い実の柔らかいものを選ぶと味が染みやすいです。皮が硬いものは、実がしっかりしているため、食べ応えのある南蛮漬けに。こちらは日数が経てば立つほど味が馴染んで美味しくなりますよ。好みに合わせて選んでみてください。
- きゅうり : きゅうりのポリポリ感がクセになります。食べ応えもアップさせてくれますよ。
- 玉ねぎ : 玉ねぎはキーとなる大事な食材です。入れることで旨味を加えてくれます。
- にんじん : いろどりに加えます。にんじんは日にちが経っても最後まで食感が残りやすくオススメです。
- ピーマン : ピーマンのほろ苦さが、味全体のバランスを整えてくれます。
南蛮漬けのタレ用調味料
- 醤油 : 南蛮漬け液の味のベースとなります。
- 砂糖 : お砂糖の甘みが加わることで、味がキリッと整います。
- みりん : 旨味と甘味をプラスします。
- 酒 : こちらもみりんと同様、旨味担当です。
- お酢 : リンゴ酢・黒酢・米酢から好きなものを選びます。オススメは、リンゴ酢1 : 黒酢1 をあわせたものを使用すること。そうすると、マイルドな酸味と程よい甘さに、りんごの爽やかさが加わって、夏らしく爽やかな風味に仕上がります。米酢単体で使用する場合は、酸味がとがるので、量を少なめに使用するなどして調節してみてください。
- 生姜 : チューブタイプではなく、フレッシュな生姜を使うのがオススメ。
- 唐辛子 : タネを取り除いて使用します。入れすぎると辛くなるので注意が必要です。
- 塩 : ナス以外の材料にまぶして使用します。できれば粗塩がオススメです。
揚げ油
- 植物油 : 好みの揚げ油を用意します。私はよく米油を使います。
- ごま油 : 揚げ油にごま油を少し加えることで、コクのある南蛮漬けになりますよ。
詳しい分量は、一番下にあるレシピカードをご覧ください👇
🔪おさらい「ナスのくし切り」
夏野菜の南蛮漬けの作り方を紹介する前に「ナスのくし切りの仕方」をここでおさらいしておきます。
①ナスを横半分に切り、それをさらに縦に半分に切る。
②それをさらに半分に切る。
③残り全部を同じように切る。
きゅうりもこの方法で切ります。きゅうりの場合は長さがあるので、最初は横に3等分に切ると食べやすいです。
ナスときゅうりの長さを合わせるように切ると、見た目も綺麗に食べる時も食べやすく仕上がります。
🥕作り方
さて、早速作っていきましょう。
この夏野菜の南蛮漬けのレシピでは、油を使って火を通すのはナスだけ。もしカロリーが気になる場合は、蒸しナスや、魚焼きグリルで作る丸ごと焼きなすに置き換えてもOK。
さて、ナス以外の野菜ですが、こちらは塩もみして野菜の旨味を引き出します。その際に出た水分をだし汁として無駄なく利用して、野菜だけでも美味しい南蛮漬けに仕上げます。
- 野菜を切る: ナス以外の野菜を切る。きゅうりはくし切りに、玉ねぎは薄くスライス。人参とピーマンは細切りに。
- 塩で揉む: 野菜の1%の量の塩を加えて全体に塩が行き渡るようによく混ぜる。30分以上置いてしんなりさせる。
- 調味液を作る: 調味料を全部鍋に入れて中火にかける。沸騰したら弱火にし、1-2分加熱してアルコールを飛ばし、火を止める。
- ナスを切る: ナスをくし切りにする。切り方は「ナスの切り方」で。
- ナスを焼く: フライパンに少し多めの油をしく。油がナス全体に行き渡るようにしながら、火が通るまで焼く。
- 漬ける: 煮切った調味液に、塩もみしておいた野菜を汁ごと入れよく混ぜる。そのあと焼いたナスを入れて、さらによく混ぜる。保存容器に移し、冷蔵庫で一晩寝かせて完成。
⚖️オススメの野菜の割合
夏野菜は好きなものに変更してOKです。
野菜を組み合わせるときのポイントは、
- まず、メインの野菜 300-400g を決めます。
- そして、サブになる野菜250gを決めます。
- 最後に、玉ねぎ・人参 ・ 苦味のある野菜 (ピーマンやゴーヤなど) を250g用意します。
玉ねぎ・人参 ・ 苦味のある野菜は必ず入れるようにすると、南蛮漬けらしく仕上がりますよ。
👨🏻🍳出汁いらずでも美味しくなるワケ。
出汁いらずでも、美味しい南蛮漬けに仕上げるコツは2つです。
この基本を守れば、野菜や調理方法を変えても美味しく作ることができますよ。
①下漬けで野菜の旨味を引き出す
夏野菜の南蛮漬けの基本野菜である、玉ねぎ・人参・ピーマンは必ず先に塩(野菜の1%の量)をまぶして下漬けしておきます。そうすることで野菜からの出汁を引き出し、さらにそれを漬け汁に加えることで、旨味のある南蛮漬けができあがります。
今回はサブ野菜にきゅうりを使っています。きゅうりは生で食べることができるので、一緒に下漬けしています。もし加熱が必要な野菜を使用する場合は、下漬けの工程はスキップし、好みの方法で火を通すようにします。
②油は「植物油8:ごま油2」でコクをプラス
ナスを焼く際に使用する油は「植物油8:ごま油2」くらいの割合でごま油を混ぜると、コクのある南蛮漬けに仕上がります。きっちり測らず、目分量で大丈夫です。
もし油を使わずに、蒸しナスやグリルナスにする場合は、調味液にごま油をひとたらしするとコクが加わり美味しくなりますよ。
🥣必要な道具
🫙保存方法と日持ち
保存容器に入れて冷蔵保存し、7日を目安に食べ切りましょう。皮が硬いナスを使う場合は、2-3日おくと味がよく馴染み、美味しくいただけますよ。
🍥よくある質問
「醤油1:酢1:酒1:みりん1」に砂糖を好みの量加えます。
野菜を塩で下漬けして出る汁気を出汁として利用することで、出汁いらずでも美味しい南蛮漬けに仕上がります。お酢は黒酢とリンゴ酢を1:1で混ぜるのがオススメです。
砂糖は使う種類によって甘みに大きく差が生まれます。
そのため、レシピでは大さじ1〜としていますが、味を見ながら調節してみてください。
🥒こちらもオススメ
きゅうりを使ったレシピです:
🍜さらにオススメ
その他オススメのヴィーガンレシピです:
VEGAN🍆夏野菜の南蛮漬け
Equipment
- ボール
- 菜箸
- 包丁
- まな板
- 鍋
- フライパン
- 保存容器
Ingredients
野菜の塩漬け (野菜の総量500g)
- きゅうり (約3本) 300 g
- 玉ねぎ (約½個) 100 g
- 人参 (約½本) 50 g
- ピーマン (約1個) 50 g
- 塩 (野菜の1%) 5 g
焼きナス
- ナス (約3本) 300-400 g
- 油 (植物油8:ごま油2がオススメ) 適量
南蛮漬けのタレ
- 醤油 50 ml
- みりん 50 ml
- 酒 50 ml
- 酢 (黒酢1:リンゴ酢1がオススメ。米酢でもOK) 50 ml
- 砂糖 (好みの量だけ加える) 大さじ 1〜
- 唐辛子 (タネをとる) 1 本
- 生姜 (すりおろし) 20 g
Instructions
- 野菜を切る: ナス以外の野菜を切る。きゅうりはくし切りに、玉ねぎは薄くスライス。人参とピーマンは細切りに。300 g きゅうり100 g 玉ねぎ50 g 人参50 g ピーマン
- 塩で揉む: 野菜の1%の量の塩を加えて全体に塩が行き渡るようによく混ぜる。30分以上置いてしんなりさせる。5 g 塩
- 調味液を作る: 調味料を全部鍋に入れて中火にかける。沸騰したら弱火にし、1-2分加熱してアルコールを飛ばし、火を止める。50 ml 醤油50 ml みりん50 ml 酒50 ml 酢大さじ 1〜 砂糖1 本 唐辛子20 g 生姜
- ナスを切る: ナスをくし切りにする。切り方は「ナスの切り方」で。300-400 g ナス
- ナスを焼く: フライパンに少し多めの油をしく。油がナス全体に行き渡るようにしながら、火が通るまで焼く。適量 油
- 漬ける: 煮切った調味液に、塩もみしておいた野菜を汁ごと入れよく混ぜる。そのあと焼いたナスを入れて、さらによく混ぜる。
- 馴染ませる: 保存容器に移し、冷蔵庫で一晩寝かせて完成。
Notes
夏野菜の南蛮漬けのレシピ、いかがでしたでしょうか?
こちらのレシピが気に入っていただけたら、塩麹で作る「旨辛きゅうりの塩麹和え」もオススメですよ。そのほかに「塩麹のとうもろこしご飯」も夏の我が家の定番レシピです。
こちらも是非お試しください🌻
Udai
出汁いらずで美味しくできました。茄子はグリルしてみましたが、しっかり味が染みて美味しかったです。