ぐるぐる混ぜて型に入れて焼くだけ!カボチャの簡単おやつレシピ、カボチャの焼きプリンです。
このプリンは動物性食材を使用しないヴィーガン仕様です。
卵なし、生クリームなどの乳製品、さらにゼラチンなしでもどっしりとした美味しいカボチャの焼きプリンができますよ。
蒸したカボチャを使って作る、ヴィーガンおやつレシピ第二弾。
第一弾の「カボチャのココナッツミルク粥」に続いてカボチャ選びからこだわりました。
「どっしりしたケーキとプリンの中間のような焼きプリン」を目指して作ったレシピです。
これからお伝えする「カボチャの選び方」や「蒸し方」といったポイントを抑えれば同じような仕上がりのどっしり焼きプリンが味わえます。
もし「柔らかさ、滑らかさ」を求めたい場合は、そのポイントをあえて外して作ってみてください。より詳しいことはこちらでお伝えしています。
続くシリーズ第三弾は「韓国風カボチャ粥」です。
こちらもぜひあわせてご覧ください🎃
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🍮材料
- カボチャ: 水っぽくなく、繊維質が少ないホクホク系のカボチャを使います。蒸しただけでも甘みがあって美味しくいただける、坊ちゃんカボチャやロロンといった品種がオススメです。失敗の少ないカボチャの選び方はこちらをご覧ください。
- 絹豆腐: 充填豆腐を使用します。
- メープルシロップ: 甘味料はメープルシロップを使用します。もしない場合はお砂糖でも代用可能です。その場合は味見をしながら作ると好みの甘さに調整できます。
- 油: 菜種油、太白胡麻油、米油といったクセのない油を使用します。無臭タイプのココナツオイルでもOKです。
- 片栗粉: つなぎとして使用します。
- シナモンパウダー: カボチャと相性抜群のスパイスです。
- 塩: 味を引き締めるために少量加えます。
詳しい分量は一番下にあるレシピカードをご覧ください👇
🔪作り方
- 下準備: まずはカボチャを蒸し器で15-20分蒸します。竹串がすんなり入るようになったら取り出して冷まします(詳しい蒸し方はこちらで)。
十分に冷めたら、スプーンを使って果肉をすくい、ボールに入れます。
- 混ぜる: 残りの全ての材料をボールに入れてハンドミキサーで滑らかになるまでよく混ぜます。フードプロセッサーを使用しても◎。
- 型に入れる: 混ぜ合わせた材料を、クッキングシートをしいた型(オススメの型はこちら)に流し入れます。その後表面をヘラで平らにならします。
- 焼く: 170度のオーブンで40-50分焼きます。爪楊枝を刺してみて、うっすら生地がつくくらいになったらオーブンから取り出します。できあがってすぐは崩れやすいため、型に入れたまま粗熱をとります。その後冷蔵庫に入れてしっかりと冷ましましょう。カットして、好みでカラメルソースをかけていただきます。
🗝成功のヒントは...カボチャの蒸し方とカボチャ選びに!
このレシピの成功の鍵は、カボチャの蒸し方とカボチャ選びに。覚えておけば他のカボチャレシピにも応用できますよ。
カボチャの蒸し方
カボチャはできるだけ水分を少なく蒸しあげるのがポイントです。
蒸すときに、必ず皮を横にして蒸しましょう。皮が下向きだと、タネがあった場所の窪みが受け皿のようになって、その場所に蒸気が溜まってしまいます。そうするとベチャッとしたカボチャに仕上がってしまい、焼きプリンの仕上がりに影響が。固まりにくかったり、カボチャの風味が感じられなくなったりすることがありますので注意しましょう!
カボチャの選び方
また、カボチャ選びも慎重に行いましょう。
カボチャはできるだけ繊維が少ないもの、水っぽくないものを選びます。オススメの品種は坊ちゃんカボチャや、ラグビーボールの形をしたロロンなどといったホクホク感と強い甘みが特徴のもの。写真にあるオレンジ色の皮をしたバターナッツカボチャは残念ながらこのレシピには向きません。
もちろんホクホク系の品種を選んでも、残念なことに水っぽいものに当たってしまうことも。そのため、段階的に品定めしていくほうが失敗が少なくなります。
プリン作りに適したカボチャの見極め方
STEP1:
まずはカボチャを切ってみて判断してみましょう。皮と果肉の境目がはっきりしたものが水っぽくないことが多いと言われています。もし境目がぼやけて緑っぽくなっているものがあれば、そのカボチャは別の料理で使いましょう(カボチャの焼き浸しがオススメ!)。
左:坊ちゃんカボチャ。果肉と皮の境界がぼやけている。蒸したら繊維っぽく甘みも少なかった。
右:ロロン。果肉と皮の境界ははっきりしているが、蒸したら繊維っぽく甘みがなかった。他のロロンも確認したところ、甘味や水っぽさに関係なく境界がはっきりしていた。どうやらこの選び方はロロンには当てはまらないよう。
STEP2:
上の条件をパスしたら、今度はカボチャを蒸してみて判断します。見た目が水っぽい・繊維が多い、また食べてみて甘みがなくシャクシャクとした食感がある、と感じた場合は潔く諦めて別の料理に使いましょう。韓国風カボチャ粥・カボチャのココナッツミルク粥やカボチャスープ、カボチャのお汁粉など工夫次第で色々な料理に使うことができます。
さて、この選び方を覚えておけば、カボチャを使ったおやつ作りをマスターしたも同然。失敗しがちなカボチャもちも美味しく作ることができますよ。カボチャもち作りにもぜひ挑戦してみてください。
🍴使った道具
- 焼き型: 野田琺瑯の深型Sサイズを使用しました。焼いた後十分に冷めたら蓋をしてそのまま冷蔵保存ができるため便利です。もちろん他の焼き型でもOKです。ちなみに野田琺瑯の深型Sサイズは、容量が0.5Lで、大きさは幅15.4×奥行10.3×高さ5.7cmとなっています。
- 包丁
- まな板
- 蒸し器
- ハンドミキサー
- ボール
- クッキングシート
- ゴムベラ
🍞焼き型〜保存までコレひとつでOK!野田琺瑯の保存容器
このレシピでは、野田琺瑯の深型Sサイズというホウロウ製の保存容器を使用して作りました。
焼き型として使えるだけでなく、焼き上がったプリンを取り出すことなく、そのまま蓋をして冷蔵保存することができます(※プリンの熱がしっかり取れてから蓋をしましょう)。
パウンドケーキ型によっては、プリン生地が漏れ出したり、ブリキ製のために型が錆びてしまったりとトラブルが起こることが多いです。このホウロウ製の保存容器を使えばそういったストレスとはおさらばです👋
ホウロウ容器への型紙のセットの仕方はパウンドケーキ型と同じ方法でOKですよ。
- 切る: ホウロウ容器の大きさにクッキングシートを切る。クッキングシートの中央にホウロウ容器を置いて底辺に沿わせながら折り目をつける。そのあと、折り線に沿って写真の通り4箇所に切れ目を入れる。
- セットする: 切り込みを入れた部分のクッキングシートが重なるように折り、容器にセットする。シートが浮く場合は、型に油を薄く塗ると◎。
🤸型がなくても大丈夫!代用はクッキングシートのゴミ箱折りで
もし適当な大きさの型がない場合は、クッキングシートをゴミ箱折りにして型にしてしまえばOKです。生地を流し入れた後は、折った型が不安定になりやすいです。そのため、必ずオーブンの天板の上に型を置いてから生地を流し入れるようにします。
その場合も、焼き時間は約40分で大丈夫です。もちろんオーブンの種類や状態によって変わってくると思いますので、様子を見ながら作ってみてください。
🥄仕上げは固まらない!カラメルソースで
仕上げは冷めても固まらないカラメルソースをかけると、ほろ苦さが加わってより一層美味しくいただけます。
好みで砕いたナッツを散らすと見栄えが良くなり、食感も楽しめますよ。
ちなみに、できあがったプリンを冷蔵庫で保存する際に、このカラメルソースをかけてから保存するとプリン感が増す仕上がりになります。
カラメルソースの作り方はこちらからどうぞ。
🫙保存方法と日持ち
冷蔵庫で保存します。約5日くらいは大丈夫です。私は大体その前に食べきってしまうことが多いので、もしそれ以上保存したい場合は様子を見ながら、なるべく早めに食べ切るようにしてください。
💭よくある質問
できあがりの色味を気にしなければ、皮を使用してもOKですよ。
カボチャの水分量で仕上がりに差が出ます。このレシピを作ったきっかけは「プルプルではなく、どっしりとした焼きプリンが食べたい」という思いがあってでした。
何度も作っていくうちに、水分が少なく繊維も少ないカボチャを使えば私の理想とする「プリンとケーキの中間のような焼きプリン」に仕上がることがわかりました。カボチャの風味がしっかり感じられて豆腐臭さも少なくできあがります。
一方で、繊維が多く蒸し上がりがベチャッとしたカボチャを使うと、滑らかで柔らかいプリンができあがりました。私の理想とは少し違う仕上がりになりましたが、それはそれで美味しくいただくことができました。
このように何度も作っていくうちに、自分好みの固さに仕上げるためのノウハウがわかってくると思います。ぜひ何回かチャレンジしてみて、自分なりのコツを掴んでみてください✌️
🎃カボチャを使ったレシピ
カボチャを使ったヴィーガンレシピです:
📣最新のヴィーガンレシピ
最近アップしたヴィーガンレシピです:
📖レシピカード
VEGAN🍮カボチャの焼きプリン
Equipment
- 焼き型 野田琺瑯の深型Sサイズ(容量0.5L、幅15.4×奥行10.3×高さ5.7cm)
- 包丁
- まな板
- 蒸し器
- ハンドミキサー フードプロセッサーでも◎
- ボール
- クッキングシート
- ゴムベラ
Ingredients
- かぼちゃ 300 g
- 豆腐 150 g
- 油 大さじ2 16 g
- メープルシロップ 大さじ 3
- 片栗粉 大さじ 1
- シナモン パウダー 小さじ ½~
- 塩 ひとつまみ
仕上げ
- カラメルソース 適量
- くるみ 適量
Instructions
準備
- 型にクッキングシートをしいておく。
カボチャを蒸す
- カボチャを蒸気があがった蒸し器で蒸す(15-20分が目安)。皮が下ではなく横になるように並べると水っぽくなりにくい(詳しい蒸し方はこちらで)。300 g かぼちゃ
- 竹串がすんなり入るようになったら取り出して冷ます。
- 冷めたら、スプーンを使って果肉をすくい、250gだけをボールに入れる。
生地作り
- 蒸したカボチャの入ったボールに、 全ての材料を入れてハンドミキサーで滑らかになるまでよく混ぜる。150 g 豆腐16 g 油大さじ 3 メープルシロップ大さじ 1 片栗粉小さじ ½~ シナモンひとつまみ 塩
焼く
- 混ぜ合わせた材料を、クッキングシートをしいた型(オススメの型はこちら)に流し入れる。表面はヘラで平らにならす。
- 170度のオーブンで40-50分焼く(余熱なしでOK)。
- 爪楊枝を刺してみて、うっすら生地がつくくらいになったらオーブンから取り出す。もし焼が足りない場合は5-10分ずつ延長して焼く。
- できあがってすぐは崩れやすいため、型に入れたまま粗熱をとる。
- 粗熱が取れたら冷蔵庫に入れてしっかりと冷ます。
- カットして、好みでカラメルソースやくるみをかけていただく。適量 カラメルソース適量 くるみ
さて、カボチャの焼きプリンのレシピ、いかがでしたでしょうか?
カボチャは、もちろんおやつだけでなくおかずとしても活躍してくれます。カボチャのエスニック風焼き浸しや、カボチャのスープ、カボチャの塩麹煮...と楽しみ方は色々です。
是非余ったカボチャでお試しください🕊
また、カボチャのおやつシリーズ第三弾「韓国風カボチャ粥」もぜひご覧くださいね💫
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