かぼちゃと玉ねぎ、豆乳で作る濃厚な「かぼちゃの豆乳ポタージュ」のレシピ。蒸したかぼちゃを使うことで、トロッと濃厚な仕上がりに。

🧺 このレシピの特徴
かぼちゃと玉ねぎ、豆乳で作る濃厚な「かぼちゃの豆乳ポタージュ」のレシピです。
このレシピの最大の特徴は、蒸したかぼちゃを使用すること。そうすることで水分の調節がしやすく、トロッと濃厚なかぼちゃのポタージュスープに仕上がります。
また、このレシピはコンソメなし・バターなしでも絶品の味わい。ヴィーガン・ベジタリアン対応のため、素材の味を活かしたやさしい美味しさが楽しめます。
栗かぼちゃや坊ちゃんかぼちゃ、ロロンなどホクホク系のかぼちゃがおすすめですが、バターナッツかぼちゃで作るとサラッと爽やかな味わいになります。
またミキサーやハンドブレンダーがなくても作れる方法もご紹介。
しっかり冷やして冷製スープにしても美味しいですよ🕊

また、カボチャを使ったレシピをお探しでしたら次のデザートレシピもおすすめです。
どのレシピもヴィーガン・ベジタリアンに対応していますよ。あわせてぜひお試しください🙏
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🧅 かぼちゃのポタージュの材料
さて、材料はとってもシンプルです。

■ 蒸したカボチャ: ホクホク系のカボチャを選び、それを蒸したものを使用します(蒸し方はこちら)。そうすることで水分の調節がしやすくなり、トロトロ濃厚なカボチャスープに仕上げることができます。このレシピではロロンという品種を使用しました。
■ 玉ねぎ: 青臭さがなくなるまでしっかりと炒めて使用します。カボチャのポタージュの旨味担当です。
■ 無調整豆乳: 好みの無調整豆乳を使用してOKです。入れすぎるとカボチャの風味が消されてしまいますので程々に。もちろん水や牛乳、生クリームなどで代用しても◎。
■ 油: 玉ねぎを炒める際に少量使用します。カボチャのポタージュにコクをプラスする役割も。
■ 塩: 味を整えるために加えます。
詳しい分量は一番下にあるレシピカードをご覧ください👇
🍴 かぼちゃの豆乳ポタージュの作り方

- 材料を用意する: 玉ねぎはみじん切りにし、蒸したカボチャは果肉をくり抜いてボウルに入れておきます。
💡POINT:
出来上がりの色が気にならなければカボチャの皮を使用してもOK。

- 玉ねぎを炒める: 次に、油をひいて熱した鍋にみじん切りにした玉ねぎと塩ひとつまみを入れて炒めます。しゃりしゃり感と青臭さが消えるまでよく炒めましょう。
💡炒め煮でコクをアップ:
少量の水を加えて蓋をし、5分ほど「炒め煮」にすると、玉ねぎの旨味がより引き出されます。その場合は焦げないように時々かき混ぜるのを忘れずに!

- ピューレにする: 玉ねぎが炒め終わったら粗熱をとります。そこにカボチャを加え、ハンドブレンダーで滑らかになるまで攪拌します。
💡POINT:
より滑らかにしたい場合は、ここで一旦裏ごしすると👍

- 豆乳を加える: 最後に無調整豆乳を少量ずつ加えて好みの濃度に調節します。塩で味を整えたら、好みで温めるか、冷蔵庫で冷やしていただきます。
💡POINT:
豆乳を入れすぎるとカボチャの風味が損なわれることがあります。味を見ながら、豆乳を水に置き換えて調節してください。
💡作り置きする場合:
豆乳を加える前の「かぼちゃと玉ねぎのペースト」は冷凍保存できます(約1ヶ月)。食べる時に解凍して豆乳を加えれば、いつでも作りたての味が楽しめます。

📘 おすすめのかぼちゃの種類
このポタージュには、ホクホク系のかぼちゃがおすすめです。繊維が少なく、水っぽくない品種を選ぶと濃厚な仕上がりになります。
【おすすめの品種】
- 栗かぼちゃ:濃厚な甘みと滑らかな食感でポタージュに最適。市販されているかぼちゃの中でも手に入りやすい品種です。
- 坊ちゃんかぼちゃ:小ぶりで使いやすく、ホクホク食感が特徴。繊維が少なく、滑らかなポタージュに仕上がります。
- ロロン:繊維が少なく、とても滑らかな仕上がりに。甘みが強くポタージュ向きの品種です。このレシピでも使用しています。

【ひょうたん型のかぼちゃ(バターナッツかぼちゃ)で作る場合】
ひょうたん型のバターナッツかぼちゃを使うと、ホクホク系とは異なり、サラッと爽やかな味わいに仕上がります。シャクシャクとした食感で水分が多めなので、濃厚なポタージュというよりかは、夏の冷製スープとして特におすすめです。
💡バターナッツかぼちゃは、見た目からひょうたんかぼちゃと呼ばれることもあります。
🥄 コンソメなしでも美味しい理由
このレシピはコンソメ不使用。
それでも濃厚で美味しいポタージュに仕上がる理由は:
- 蒸したかぼちゃの自然な甘みと旨味
- しっかり炒めた玉ねぎのコク
- 豆乳のまろやかな味わい
- 塩だけで素材の味を引き立てるシンプルな調味
コンソメやブイヨンを使わなくても、素材の味だけで十分深い味わいが楽しめます。ヴィーガンやベジタリアンの方、化学調味料を避けたい方にもおすすめです。
また、バターも使用していないため、よりヘルシーで素材の風味が活きたポタージュになります。
🥣 ミキサーなしで作る方法
ハンドブレンダーやミキサーがなくても作れますが、玉ねぎの食感が少し残る仕上がりになります。完全に滑らかなポタージュにはなりませんが、素朴で家庭的な美味しさが楽しめます。
【ミキサーなしで作る方法】
- 玉ねぎをできるだけ細かくみじん切りにする
🌱 粗いみじん切りだと食感が残りやすいので、できるだけ細かく刻むのがポイント。 - 玉ねぎをしっかり炒めて柔らかくする
🌱 青臭さがなくなるまでだけでなく、トロトロになるまでしっかり炒めると食感が気になりにくくなります。少量の水を加えて蓋をして「炒め煮」にするとより柔らかく仕上がります。 - 蒸したかぼちゃが熱いうちにフォークやマッシャーでしっかり潰す
🌱 蒸したてのかぼちゃは柔らかく潰しやすいです。冷めると硬くなるので、熱いうちに作業しましょう。 - 裏ごし器やザルで裏漉しするとより滑らかに
🌱 裏ごし器がない場合は、目の細かいザルでも代用できます。裏ごしすることで玉ねぎの繊維も取り除けます。ただし、少々手間がかかります。 - 泡立て器でよく混ぜる
🌱 炒めた玉ねぎと豆乳を加えたら、泡立て器でしっかり混ぜます。
💡 完全に滑らかなポタージュを目指す場合は、裏ごし作業が必須になります。多少の玉ねぎの食感を気にしない場合は、裏ごしなしでも美味しく召し上がれます。
💡 お店のような滑らかなポタージュを作りたい場合は、やはりハンドブレンダーかミキサーの使用をおすすめします。
🕊️ 濃厚なカボチャのポタージュづくりに大切なこと
さて、これまで作り方やアレンジ方法などをお伝えしてきましたが、一番おさえていただきたいポイントを2つご紹介します。それは
- カボチャの蒸し方
- カボチャの選び方
のふたつです。
① 美味しさのポイントは、カボチャをホクホクに蒸しあげること
濃厚なカボチャのポタージュに仕上げるためにまずおさえたいのは、カボチャの蒸し方です。カボチャの蒸し方によって仕上がりが水っぽくなったり、カボチャの風味にかける原因になるのでぜひ覚えておきましょう!
さて、その方法ですが....「カボチャの皮を横向きにして蒸す」たったそれだけ。

皮は下向きにしない!
よくやりがちな、皮を下向きにして蒸す方法。残念ながらこの方法だと、ワタがあった部分の窪みに水が溜まってしまいカボチャがベチャッと蒸し上がってしまいます。
この水っぽく蒸し上がったカボチャを使用してしまうと、濃厚さからかけ離れたカボチャスープに仕上がってしまいます。ぜひこの方法でカボチャを蒸しあげてみてください。
② カボチャ選びも大事!
また、濃厚で美味しいカボチャのポタージュスープをつくるポイントは、カボチャ選びにも。基本的にはどの品種のカボチャを選んでもOKですが、おすすめは繊維が少ない、水っぽくない品種のもの。例えば坊ちゃんカボチャや、ロロンなどといったホクホク系のものを好んで使っています。
🪴 水っぽいかぼちゃを使う場合
ホクホク系の品種を選んでも、残念ながら水っぽいものに当たってしまうことがあります。そんな場合でも、工夫次第で美味しいポタージュに仕上げることができます。
【水っぽいかぼちゃへの対処法】
- 蒸し時間を少し短めにする
🌱 長時間蒸すとさらに水分を含んでしまうため、やや短めを意識しましょう。 - 蒸した後、キッチンペーパーで軽く水分を拭き取る
🌱 表面の余分な水分を取り除くだけでも違います。 - 豆乳や水の量を少なめにして濃度を調節
🌱 スープを薄める際に使用する豆乳や水の量を少なめにしてカボチャの風味が感じられるように調節すればOKです。 - 豆乳ではなく水で薄める
🌱 どうしても水っぽい場合は、豆乳の量を減らして水で薄めることでかぼちゃの風味を保てます。
💡水っぽいかぼちゃでも、これらの工夫で美味しいポタージュに仕上がります!
🧊 冷製カボチャのポタージュに
このポタージュは冷蔵庫でしっかり冷やして、冷製スープとしても楽しめます。夏場は特におすすめです。
【冷製で作る場合のポイント】
- 粗熱が取れたら冷蔵庫で2時間以上しっかり冷やす
- 冷やすと濃度が増すため、温かいスープよりやや緩めに仕上げる
- 器を冷やしておくとより美味しい
- トッピングにオリーブオイルやハーブを添えると爽やかに
冷たいポタージュは、かぼちゃの甘みがより引き立ちます。バターナッツかぼちゃで作ると、冷製に特に合う爽やかな味わいになりますよ。
☀️ かぼちゃの豆乳ポタージュのアレンジ
基本のポタージュができたら、こんなアレンジも楽しめます。
【トッピングアレンジ】
- ローストしたかぼちゃの種(食感のアクセントに)
- 炒めた玉ねぎ(より甘みとコクがプラス)
- オリーブオイル(風味豊かに)
- パセリなどのハーブ(彩りと爽やかさ)
- クルトンや砕いたナッツ(食べ応えアップ)
【味のアレンジ】
- カレー粉を少量加えてスパイシーに
- ココナッツミルクで南国風に
- 味噌を少量加えて和風ポタージュに
- しょうがを加えて体が温まるスープに
【余ったポタージュの活用法】
- パスタソースとして(クリーミーなかぼちゃパスタに)
- グラタンのソースに(野菜と合わせてオーブンで焼く)
- リゾットのベースに(お米と一緒に煮込む)
これで余ったポタージュも無駄なく使い切れますよ✌️
🍴使った道具
- ボウル
- 包丁
- まな板
- ハンドブレンダー or ミキサー
- 鍋
- 木ベラ

🫙 保存方法と日持ち
当日に飲み切らないカボチャのポタージュスープは、保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。大体2-3日で食べ切るようにしましょう。
【冷凍保存する場合】
冷凍保存する場合は、豆乳を加える前の「かぼちゃと玉ねぎのペースト」の状態で冷凍するのがおすすめです。
- 冷凍保存用の密閉容器やジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫へ
- 約1ヶ月保存可能
- 使いやすい分量に小分けして冷凍すると便利
【解凍方法と食べ方】
- 冷蔵庫でゆっくり解凍する(または電子レンジで解凍)
- 鍋に移して温める
- 豆乳を加えて好みの濃度に調節
- 塩で味を整える
この方法なら、解凍後も作りたてのような滑らかな食感が楽しめます。
💡 すでに豆乳を加えたポタージュも冷凍できますが、解凍時に豆乳が分離することがあります。よく混ぜながら温め、少量の豆乳を追加すると滑らかさが戻ります。
💭 よくある質問
作ることはできますが、玉ねぎの食感が少し残る仕上がりになります。玉ねぎをできるだけ細かくみじん切りにし、しっかり炒めて柔らかくすることがポイントです。裏ごし器やザルで裏漉しすると玉ねぎの繊維も取り除けますが、少し手間がかかります。完全に滑らかなお店のようなポタージュを作りたい場合は、ハンドブレンダーかミキサーの使用をおすすめします。
はい、できますよ。豆乳を加える前の「かぼちゃと玉ねぎのペースト」の状態で冷凍するのがおすすめです。約1ヶ月保存可能で、解凍後に新鮮な豆乳を加えることで、作りたてのような滑らかな食感が楽しめます。すでに豆乳を加えたポタージュも冷凍できますが、解凍時に分離することがあります。
はい、使えます。牛乳の場合はあっさり、生クリームの場合はよりコクのある仕上がりになります。ただし豆乳のまろやかさとは異なる風味になります。牛乳を使う場合も、コンソメなし・バターなしで十分美味しく作れます。
はい。蒸したかぼちゃの甘みと、しっかり炒めた玉ねぎの旨味で十分美味しく仕上がります。ヴィーガン対応でありながら深い味わいが楽しめます。コンソメなしでも物足りなさを感じない、素材の味を活かしたレシピです。
一般的な西洋かぼちゃでも美味しく作れます。坊ちゃんかぼちゃやロロン、ひょうたんかぼちゃなど、ホクホク系の品種を選ぶのがおすすめです。水っぽい品種に当たった場合は、豆乳や水の量を調節してください。
冷凍かぼちゃでも作れますが、解凍時に水分が出やすいため、豆乳や水の量を調節しながら加えてください。可能であれば、蒸したてのかぼちゃを使用する方が濃厚に仕上がります。
冷蔵保存で2-3日、冷凍保存で約1ヶ月保存可能です。冷凍した場合は、解凍後によく混ぜてから温めてください。
豆乳や水の量を少なめにして、かぼちゃの風味を濃く出すように調節してください。また、蒸す際に皮を上にして蒸すことで、余分な水分を防げます。
🎃 余ったカボチャを使ったレシピ
余ったカボチャを使ったヴィーガンレシピです:
🍲 ほっこり温まるスープレシピ
朝食にもおすすめのヴィーガンスープのレシピです:
📣 旬のヴィーガンレシピ
季節のヴィーガンレシピです:
📖 レシピカード|分量と作り方のまとめ

濃厚カボチャのポタージュスープ::ヴィーガンレシピ
Equipment
- ボウル
- 包丁
- まな板
- ハンドブレンダー or ミキサー
- 鍋
- 木ベラ
Ingredients
- カボチャ (蒸したもの・正味 / 蒸し方はNOTE参照) 250 g
- 玉ねぎ (中・約¼個) 50 g
- 無調整豆乳 (好みで調整) 100 ml
- 油 小さじ 1
- 塩 適量
Instructions
- 材料を用意する: 玉ねぎはみじん切りにし、蒸したカボチャは果肉をくり抜いてボウルに入れておく。※出来上がりの色が気にならなければカボチャの皮を使用してもOK250 g カボチャ50 g 玉ねぎ
- 玉ねぎを炒める: 次に、油をひいて熱した鍋にみじん切りにした玉ねぎと塩ひとつまみを入れて炒める。しゃりしゃり感と青臭さが消えるまで炒める。※少量の水を加えて蓋をして5分ほど「炒め煮」にすると玉ねぎの旨味がより引き出される。その場合は焦げないように時々かき混ぜるのを忘れずに!小さじ 1 油適量 塩
- ピューレにする: 玉ねぎが炒め終わったら粗熱をとる。そこにくり抜いたカボチャを加え、ハンドブレンダーで滑らかになるまで攪拌する。※より滑らかにしたい場合は、ここで一旦裏ごしする。
- 豆乳を加える: 最後に豆乳または水を少量ずつ加えて好みの濃度に調節する。最後に塩で味を整え、好みで温めるか、冷蔵庫で冷やしていただく。※豆乳を入れすぎるとカボチャの風味が損なわれることがある。そのため味を見ながら豆乳を水に置き換えて調節する。100 ml 無調整豆乳適量 塩
Notes
カボチャの蒸し方
- カボチャを適当な大きさに切ってザルに入れ皮を横向きにして蒸し器で15-20分蒸す。竹串がすんなり入るようになったら取り出して冷ます。
さて「カボチャのポタージュのレシピ」いかがでしたでしょうか?
今後もカボチャを使ったレシピを随時公開していきます。
どうぞお楽しみに💫





















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