砂糖を使わずにふっくら仕上がる、基本の小豆の煮方をご紹介します。
「渋切り(アク抜き)は本当に必要?」
「鍋と圧力鍋、どちらで煮るといい?」
「煮汁はどう活用できる?」
──この記事ではそんな疑問にも答えながら、失敗しにくい小豆の煮方を丁寧にまとめました。

無糖の小豆煮の活用方法
このレシピの小豆は、皮も芯も柔らかく炊き上がるのが特徴です。丁寧に扱えば粒を残したつぶあんに、粒を潰しながら作ればこし餡風にもなるので、幅広い和菓子作りに応用できます(あんこの作り方はこちら)。
甘い料理にはオートミール粥やかぼちゃの小豆煮、小豆のチョコトリュフなど。塩味なら小豆粥にも。冷凍保存もできるので、たっぷり作っておくと便利です。
🌿 これらの小豆レシピを一覧にまとめた小豆を使ったレシピまとめもぜひ参考になさってください。
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🫘 材料

- 乾燥小豆
- 水
小豆の選び方
小豆は新豆(その年に収穫されたもの)を選ぶと、煮え上がりが早く扱いやすいのでおすすめです。古い豆は吸水に時間がかかり、煮えるまでの時間も長くなります。
パッケージに収穫年の記載があればぜひ確認を。なるべく新しいものを選ぶと◎
👇 詳しい分量は記事下部のレシピカードをご覧ください。
🥄 道具
小豆は大きめの鍋で煮るのが一般的ですが、このレシピは小さめの鍋(16cm、深さ7cm程度)でも作れるように設計しています。もちろん大きめの鍋でも同じように作ることができます。
圧力鍋を使う場合は、最初から圧力鍋で下ごしらえを行います。このレシピではパール金属 3.5Lを使用しています。詳しい手順は圧力鍋で小豆を煮る場合を参照してください。
🧺 小豆の渋切り(アク抜き)は必要?
渋切りをするかどうかは、用途や好みで決めてOKです。
渋切りを重ねるほど澄んだ味わいになりますが、その分小豆本来の風味や栄養も抜けていきます。
このレシピでは、以下の3パターンから選べます。
- 渋切りなし(びっくり水):小豆の風味や栄養をそのまま残したい場合。
👉あんこ・お汁粉など甘い和菓子に - 渋切り1回(基本):5分煮た後にザルにあけます。
👉小豆粥や塩味のおかずに - 渋切り2回:1回目に加え、シワ伸ばしの途中(5〜10分ほど煮たタイミング)でもう一度ザルにあけます。
👉贈り物用など、雑味を抑えたい場合に
🌿 実際、有名な井村屋の小豆も独自の煮あずき製法で渋切りをせず、小豆の栄養素や風味を活かしているそうですよ。
🥣 作り方

- 小豆を洗う
- 水600mlを沸騰させ、乾燥小豆200gをさっと洗って加える。

- 5分煮る
- 強火で沸騰させた後、中火に落として5分ほど煮る。

- ザルにあける(渋切り1回目)
- 火を止めたらざるにあけ、湯を切る(渋キリ)
- 新しい水600mlを鍋に入れ、小豆を戻す。
🌿 渋切りしたくない場合(びっくり水): 一度火を止めて氷約250gを加える。氷が溶け切るまで待ち(1〜2分程度)、軽く混ぜてから次の工程へ。

- シワ伸ばし
- 沸騰したら中弱火に落とし、穏やかな沸騰を保つ(表面に泡が立ち、豆が軽く動く程度)。
- 約15分-20分ほど一粒一粒の皮のシワがしっかり伸びてふっくらするまで煮る(詳しくはシワ伸ばしを参照)。
🌿 途中、豆が水から顔を出さないように水を少しずつ足しながら煮る。
🌿 渋切りを2回したい場合は、5〜10分ほど煮たタイミングでもう一度ザルにあける。

- 水を入れる
- 鍋に小豆を戻し、小豆がかぶるくらいまで水を入れる
🌿 豆の状態や火加減によって煮え具合が変わるため、少なめの水から始める。特に新豆の場合は煮え上がりが早くなるので注意。

- 煮る
- 強火にかけ、沸騰したら弱火〜中弱火に落とす(表面がわずかに動き、豆同士がぶつからないくらいの火加減)。
- 小豆が柔らかくなるまで煮る。
🌿 途中水が少なくなってきたら必要な分だけ足しながら煮る。小豆が水から顔を出さないように水分を調節するのがポイント。

- 煮え具合をチェック
- 途中、小豆の煮え具合をチェックする。
- 何粒か(色が濃いもの〜薄いもの)小豆を手にとって、指で潰してみる。
- どの小豆もすんなり潰れたら次のステップへ。
🌿 小豆の種類や収穫された時期などによって煮える時間が変わってくるため、こまめにチェックする。

- 蒸らす
- 再度蓋をして30分以上蒸らす。そうすることで小豆が水分を吸収し、ふっくら仕上がる。
🌿 時間があれば一晩置いても(夏場は必ず冷蔵庫で)。
🥢 小豆煮で大切な「シワ伸ばし」
芯を残しにくく、ふっくらとした小豆煮に仕上げるために欠かせない工程が「シワ伸ばし」です。
豆の皮がピンと張り、ふくらんだ状態になるのが目安です。全体の8〜9割がその状態になるまで加熱します。

上の写真中央の豆は、皮のシワが消え、表面に張りがあります。これがシワ伸ばしの目安です。この状態になったら、蒸らしの工程へ進みます。
一方、写真外側の豆のように、シワが残っているものが多い段階で火を止めると、内部まで水が十分に浸透せず、芯が残りやすくなります。これが煮えムラの原因になることがあります。
豆の大部分がふっくらと張った状態に達しているかをしっかり見極めることで、均一にやわらかい仕上がりになります。

⌛️ 圧力鍋で小豆を煮る場合|時短バージョン
圧力鍋を使うと、短時間でふっくらと仕上げることができます。
基本の下ごしらえ【5.蒸らす】までは、通常の鍋で煮るときと同じです。
手順は以下の通りです:
- 鍋で煮るのと同じ手順で、【5.蒸らす】まで行います。
- ボウルの上にザルをのせて煮汁を受けながら水気を切り、小豆を鍋に戻します。
- 煮汁を計量カップではかり、水を足して約250〜300mlにし、小豆を入れた鍋に加えます(小豆の高さと同じくらいの水位で、小豆の表面がちょうどつかるくらいの状態になっていれば◎)。
- 強火にかけ、圧がかかったら弱火にして約2分加熱し、火を止めます。
- 圧力が自然に下がるまでそのまま蒸らせば完成です。
🌿 煮上がった直後は小豆が崩れやすいので、粗熱がとれるまでしばらく置いておくと、形がよりきれいに保てます。
🫙 保存方法
冷蔵保存だと密閉容器に入れて3-5日以内に食べ切ります。
冷凍保存する場合は、ラップに包んで小分けにし、2ヶ月を目安に食べ切るのがおすすめです。
💭 FAQ
浸水しなくていい豆にはレンズ豆、皮なしのウラド豆などがありますが、小豆もそのうちの一つです。
特に小豆は皮が固いため、浸水させても水を吸収しにくい豆です。浸水せずに沸騰したお湯に直接入れることで、まず皮を柔らかくします。そうすると一気に吸水が進み、浸水させなくても柔らかく煮上がります。
鍋で煮ると時間はかかりますが、水分を自分で調節しながら煮られるため、豆の一粒一粒にほどよい歯ごたえを残せます。あんみつやぜんざいなど、粒感を楽しみたい場合に向きます。
一方、圧力鍋を使うと短時間でふっくら柔らかく仕上がるので、お汁粉やおはぎ用のこし餡風のあんこ作りにおすすめです。用途や好みによって使い分けてみてください。
渋切りで取り除いた汁は、小豆茶としていただくことができます。
煮上がった後の煮汁にはほんのり甘みと豆の旨味が残っているので、あんこ作りやお汁粉作りに使ったり、煮物やスープの水分として活用するのもおすすめです。
一粒一粒のシワがしっかり伸びるまで煮ないと、芯まで火が通らず、煮上がりに硬さが残ることがあります。
鍋で煮る場合も圧力鍋で煮る場合も、下ごしらえでしっかりシワを伸ばしておくと、仕上がりが安定します。
渋切りは、えぐみや渋みをやわらげるために行う工程です。
ただし、最近のやわらかく質の良い小豆では、煮る過程で自然に渋が抜ける場合もあると言われています。用途や好みに合わせて、何度か試しながら自分に合った回数を見つけてみてください。
水を加えて鍋の温度を50度以下まで下げることで、豆の外側と内側が均一に煮えやすくなり、ふっくら仕上がります。このレシピでは鍋のサイズから、氷約250gを使う方法をとっています。
🥮 無糖の小豆煮を使ったレシピ
デザートから食事まで使い道色々。より多くのレシピは小豆を使ったレシピまとめで:
📘 その他の基本の豆の茹で方
覚えておくと料理の幅が広がる、基本の豆の茹で方です:
🌸 季節のヴィーガンレシピ
旬のヴィーガンレシピです:

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📖 レシピカード

ふっくら無糖の小豆煮|鍋でも圧力鍋でも
Equipment
- 鍋
- 鍋の蓋
- 圧力鍋 オプション
- ザル
Ingredients
A 煮る(1回目)
- 小豆 200 g
- 水 600 ml
- 水 渋切り後用 600 ml
B 煮る(2回目): 鍋バージョン
- 水 適量
B 煮る(2回目): 圧力鍋バージョン
- 水または煮汁 小豆がかぶる程度 250~300 ml
Instructions
A 煮る(1回目)
- 鍋に 水600ml を入れて沸騰させる。
- 小豆200g をザルに入れ、流水でさっと洗ってから鍋に加える。
- 強火で沸騰させたら中火にし、5分煮る。
- 火を止めてザルにあけ、湯を切る(渋切り1回目)。新しい水600mlと一緒に鍋に戻す。
- 再度強火にかけ、沸騰したら中弱火に落とし、穏やかな沸騰を保つ(表面に泡が立ち、豆が軽く動く程度)。一粒一粒の皮のシワがしっかり伸びてふっくらするまで約15〜20分煮る(シワ伸ばし)。
- 火を止めて蓋をし、30分蒸らす。
B 煮る(2回目): 鍋バージョン
- 小豆がかぶる程度まで水を加える。
- 強火にかけ、沸騰したら弱火〜中弱火に落とす(表面がわずかに動き、豆同士がぶつからないくらいの火加減)。小豆が指ですんなり潰せる柔らかさになるまで煮る。
- 火を止めて蓋をし、30分以上蒸らす。

Instagram でのタグづけは...
@veginveganvegun または#vegin_vegan_vegunで🕊️
無糖の小豆煮ができたら、つぶあんやお汁粉、小豆粥もぜひ試してみてください。
小豆を使ったレシピ一覧はこちらからどうぞ。






















アンコ says
うまく煮えました!