レンズ豆と季節野菜で作る、肉なしヴィーガンドライカレーのレシピ。S&Bのカレー粉と玉ねぎ麹の旨味で、マイルドなスパイシーさが広がるひと皿に。
暑い夏には塩気とスパイスをしっかり効かせ、寒い季節には穏やかな味わいに整える。旬の野菜とともに季節を映す、植物性タンパクたっぷりのプラントベースカレー。

🌻 夏の台所から
梅仕事が終わりを迎える7月。ついに本格的な夏がやってきた。
これからは、私にとっては嬉しい季節。畑の野菜たちは、まるでバイキングのように毎日食べ放題。朝の涼しいうちに畑仕事を終えたら、自然とカレーが食べたくなる。
そんなときに作るのが、レンズ豆と野菜のシンプルなドライカレー。冷蔵庫の余り野菜やきのこを組み合わせて、S&Bカレー粉で香り高く、でもやさしい味に仕上げる。
暑い夏も、あたたかいものをしっかり食べて、からだの中から元気に過ごしたい。夏の太陽の下でたくましく育つ野菜のように、私もゆるやかに、たおやかに、季節を味わっていこう。
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🧺 このドライカレーの特徴
- たっぷり野菜+レンズ豆で食物繊維と植物性たんぱくがしっかり。
- 味付けはS&Bカレー粉・玉ねぎ麹・中濃ソースのシンプル構成。
- 油は少なめ。軽くて満足感のあるヴィーガンカレー。
- 冷凍保存・作り置きに便利。

🥕 材料について(基本+オプション)
基本材料:
- 皮付きレンズ豆: 大量に茹でて冷凍しておくと、レンズ豆のボロネーゼやレンズ豆のケチャップ炒めにも使えて便利。
- 玉ねぎ・きのこ・人参・ピーマン (+旬野菜): 冬にはシャキシャキのレンコンを、夏にはインゲン豆やカボチャを入れるのが好み。
- S&Bカレー粉 : 和風カレーの味付けにはこのカレー粉一択。冷凍豆腐の唐揚げもこのカレー粉で。
- 玉ねぎ麹(またはヴィーガンコンソメ): 手作りの玉ねぎ麹レシピはこちら。
- 中濃ソース
- ローリエ
- 油(省いてもOK)

オプション(夏におすすめ):
- にんにく・生姜(すりおろしまたはみじん切り)
- クミンシードやターメリックなど追加スパイス
詳しい分量は一番下のレシピカードで確認を👇
📖 つくり方
レンズ豆は柔らかく煮て、消化にやさしく仕上げる。同時に、しっかりとした食べ応えのあるドライカレーにするために、野菜は大きめに切って食感を残すのがわたし流。

- レンズ豆を茹でる: よく洗ったレンズ豆を圧力鍋に入れ、水を加えて5〜8分加圧する。
🕊 目安は200gの豆に対して水500〜800ml(詳しくはキッチンノートで)。茹で上がり約700gのうち約⅔を使用。残りは別の料理(ケチャップ炒めなど)に。

- 切る: 玉ねぎはみじん切りに、それ以外の野菜は大きめの角切りにして、食感を残すように。

- 野菜を炒める: 油をひいた鍋に野菜を入れて軽く炒めたら、50〜100mlの水とローリエを加え、蓋をして弱火で5〜10分、野菜が柔らかくなり水分がなくなるまで炒め煮にする。
🕊 にんにく・生姜を加える場合:
みじん切り→野菜を炒める前に香りが立つまで炒めてから野菜を加える。
すりおろし→野菜を炒め終えてから加え、香りが立つまで炒める。

- 煮る+味付け: レンズ豆と調味料を加え、水分を飛ばしながら好みの水分量になるまで煮る。最後に味を整えて、ごはんの上に盛って完成。

🫙 保存のコツ
- 冷凍保存:1食分ずつラップ→冷凍。お弁当にも便利。
- 冷蔵保存:保存容器で2〜3日以内に。冷やしカレーもおすすめ。
📓 わたしのキッチンノートより
・圧力鍋はパール金属の切り替え式タイプを使用。短時間でふっくら仕上がるので重宝。
・レンズ豆は購入ロットや季節によって吸水率や煮上がり時間が異なるので、毎回微調整すること。たとえば最近入手したレンズ豆は、同じブランドでも粒が大きくやわらかく、水500ml+加圧5分でちょうどよく仕上がる。一方で以前使っていたものは、粒が小さく黒っぽく、水800ml+加圧8分ほど必要だった。少量ずつ試して、自分好みの柔らかさを見つけるのがポイント。
・夏はすりおろした新生姜をたっぷり入れて爽やかなパンチを効かせるのが好み。逆に冬場は、生姜もニンニクも省いてマイルドに仕上げることが多い。
・ドライカレーは、残り野菜の整理にも最適。料理に迷ったときの“頼れる一皿”。
📚 よくある質問(FAQ)
A. ドライカレーは水分が少なめで、炒め煮することで食材の旨みがぎゅっと凝縮された料理です。汁気のあるカレーよりもお弁当や冷凍保存に向いています。
A. 他のカレー粉でも作れますが、日本の家庭に馴染みのある味わいにはS&Bの赤缶がおすすめ。
A. 完全に冷ましてからラップで包んで冷凍するのがポイント。再加熱するときは水少量を加えて温めるとしっとり戻ります。
A. カレー粉の量をより控えめにしたり、醤油を少し足すたりすると食べやすくなります。または、カボチャなどのしっかりと甘味のきいた野菜を加えるのも◎
👒 皮付きレンズ豆で楽しむ。ヴィーガンレシピ
レンズ豆の使い道アイディア:
☀️ もっと食べたい。ヴィーガンカレーのレシピ
そのほかのヴィーガンカレーのレシピ:
✏️ レシピカード|分量・作り方のまとめ

レンズ豆とたっぷり野菜のドライカレー|ヴィーガンレシピ
Equipment
- 圧力鍋または鍋
- 包丁とまな板
- フライパンまたは厚手の鍋
Ingredients
【レンズ豆の下ごしらえ】
- 乾燥皮付きレンズ豆 または1回分:125g 200 g
- 水 または1回分:300~500ml 500-800 ml
【野菜と調味料】
- 玉ねぎ みじん切り 60 g
- にんじん 角切り 70 g
- 生しいたけ 角切り 2 個
- ピーマン 角切り 1 個
- お好みの野菜(なす・れんこん・かぼちゃなど) 角切り 80 g
- 油 小さじ 1
- カレー粉 S&B赤缶 小さじ 2
- 玉ねぎ麹 大さじ 2
- 中濃ソース 大さじ 2
- ローリエ 1-2 枚
【お好みで】
- にんにく・生姜 すりおろし または みじん切り 少々
Instructions
レンズ豆を茹でる
- レンズ豆を洗い圧力鍋に入れ、水を加えて加圧5〜8分。茹で上がり約700gのうち、420gを使用。*残りのレンズ豆はレンズ豆のケチャップ炒めなどに200 g 乾燥皮付きレンズ豆500-800 ml 水
野菜を切る
- 玉ねぎはみじん切り、その他の野菜は大きめの角切りに。60 g 玉ねぎ70 g にんじん2 個 生しいたけ1 個 ピーマン80 g お好みの野菜(なす・れんこん・かぼちゃなど)
野菜を炒める
- 鍋に油をひき、にんにく・生姜(みじん切り)を炒め、香りが立ったら野菜を加え炒める。*(すりおろしの生姜・にんにくを使う場合は)野菜が炒め終わった後に加え、香りが立つまで軽く炒める。小さじ 1 油少々 にんにく・生姜
- 水50〜100mlとローリエを加えて蓋をし、野菜が柔らかくなり水分が飛ぶまで弱火で5〜10分炒め煮に。1-2 枚 ローリエ
仕上げる
- 茹でたレンズ豆(420g)と調味料を加え、好みの水分量になるまで煮詰める。小さじ 2 カレー粉大さじ 2 中濃ソース大さじ 2 玉ねぎ麹
- 味を整え、ごはんと一緒にいただく。
Notes
-
このレシピは主菜として2〜3人分を想定。
- レンズ豆420g+野菜約300gで、仕上がり量はおよそ700g前後。
- 分け方の目安:
- しっかり主食として食べる場合 → 2人分
- 副菜的に少量ずつ楽しむ場合 → 3〜4人分
-
豆の状態(新豆/古豆)で調理時間は変わるため、要都度調整。
例:
- 大粒または新豆 → 水500ml+加圧5分
- 小粒または古豆 → 水800ml+加圧8分
- 125gの乾燥豆を一回分だけ茹でたい場合:
- 水の量は約300〜500mlが目安。
- 新豆や大粒なら300mlでもOK、古豆や硬めの場合は500mlで様子を見る。
- 玉ねぎ麹がない場合は、手持ちのコンソメキューブなどで代用。
- カレー粉の辛さや香りはブランドにより異なる。お好みで調整を。
- 作り置き・冷凍保存が可能。再加熱時は少量の水を加えると、しっとりとした食感に戻る。
🌿 おわりに
このレンズ豆のドライカレーは、私にとって「夏の定番」以上の存在。 畑と台所を行き来しながら、汗をかき、食べ、また働く。 そんな季節のリズムにぴったりと寄り添ってくれるような、頼れる一皿。
あなたの夏にも、香り豊かなスパイスと、やさしい豆の風味が、元気を運んでくれますように。
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